写真熱中人その 2 やすこさん
2017年 05月 30日

再会は3年前
写真展 Momentary Yasuko Tamura 山鬼文庫にてででした。
どなたが撮ったか何も知らず
ただDMの写真に惹かれて
ギャラリーを訪れました。
展示された写真たちは、
今まで見てきた
町家のモノクロ写真と
全然違う!
なんだか とてもカッコイイ…
衝撃と心地いい満足感で階段を降りてゆくと、
そこにはご本人が。
お話していくと、
「 あれ?!会ったことあるよね。」とやすこさん。
そう、
出会いは15年前
私の写真展に
やすこさんが見にきてくださった
それ以来の再会でした。
やすこさんは普段
とても気さくで穏やかなお人柄ですが
写真のことになると、
一気にガッ!とスイッチが入って
「 撮りたい 」という意思が
気持ちがいいくらいバンバンあふれ、
その情熱に 胸を打たれます。
それを物語るエピソードがあります。
時代が移り変わる中
いつのまにか失くなっていく街並み、家々、そこで働く職人さん、
「 私、はやく撮らないと…!」という気持ちにかられ、
仕事の合間に
朝・昼は街を、夕方は職人さんを
何年もかけてずっと 撮り続けていました。
職人さんに頼み込んで
何度も何度も通って。
『 写真は私の性(さが) 』
ドクン…!
やすこさんが私にお話してくれた言葉。
趣味でも仕事でも、生きがいでもなくー
ピタリと言い当てた言葉だと思いました。
今は 手の故障によって
大きな一眼レフカメラは使えなくなったものの、
コンパクトカメラで
これまでとはガラッと変わる作風で
新たな世界を魅せてくれます。
やすこさん独自の感覚で写す色彩と構図は
抽象的であったり、軽やかでとても楽しい。
私は、今の作品もとても好きです。
実はやすこさん、同じ町のご近所さん。
再会してから
ときどき遊んでもらう
写真の大先輩であり、お友達。
『 なかなか目的地にたどり着けない 』
やすこさんの口癖。
目にするすべてに
やさしい眼差しと好奇心を注ぎ、
テクテク歩いては撮り、歩いては撮り、
歩いては撮り…
そこには、
写真を愛する姿がありました。
ちなみに「 写真熱中人その1 」は私です ^^
⭐︎⭐︎
by akamusemum123
| 2017-05-30 00:00
| 人





